2019年2月8日 イベントレポート

荻野小学校3年生のみなさんと交流会を行いました。

1月21日、地元厚木の荻野小学校3年生のみなさんと交流会を行いました。この交流会は厚木精華園の地域貢献事業の一環として、当園利用者と交流する事で障害者理解を深め、障害者支援の内容をお伝えできればと企画いたしました。

当日は3年生3グループの皆さんをお迎えしました。施設内の見学や日中作業場での作業の様子をごらんいただき、送迎バスでの車椅子体験など利用者支援の体験を行なっていただきました。みなさんとても興味深くご覧いただき、最後には素敵なプレゼントまでご用意いただき、職員、利用者ともにとても楽しい時間になりました。当日の様子をご紹介いたします。
送迎車で車椅子体験もしていただきました。

厚木精華園はどんな施設なの?

厚木精華園はどのような施設で、利用者さんはどのように過ごしているのかをご紹介しました。
まずはみなさんにスライドでご説明です。利用者さんの1日の過ごし方や園内で暮らす方のお部屋、お一人お一人に合わせた支援を行うために、お食事も調理方法に工夫をしていることなど、みなさん熱心にスライドを見ながら、感想などを書き留めていました。利用者さんの1日をご案内したところで早速園内の見学に出発です。

会議室の様子

会議室に集まっていただき説明です。

1日の過ごし方

利用者さんの1日の過ごし方。

食事パターンは3種類

食事の調理法にも工夫をしています。

園内の見学。生活に必要な設備が揃っています。

まずは日中、利用者さんが映画を見たりゆっくり過ごすデイルームを見学。そして園内にある小さな病院も見学していただきました。内科や歯科ほかいくつかの診察が可能です。そして整髪室。カットはもちろんパーマやカラーなど、おしゃれを楽しむことができます。食堂もいくつかあり、女性寮の食堂では利用者さんと交流することもできました。みなさん大きな声でご挨拶していただき、利用者さんも楽しそうでした。そしてお風呂では、機械式の入浴を説明。ゆっくり湯船に降りるリフトに乗る体験もあり、大変興味を持って参加されていました。

デイルーム見学

日中に利用者さんが過ごすデイルーム

女性寮の食堂

女性寮では利用者さんと交流

入浴に便利なリフトも体験

入浴に便利なリフトも体験

作業場の見学。みなさんに素晴らしいプレゼントをいただきました。

園内の利用者さんや、グループホームで暮らす利用者さんが日中作業を行う作業活動室。ここではアルミと紙を分ける作業を行なっています。ちょうど一段落してお茶の時間です。どのような作業をしているのか、利用者さんが作業内容を見せてくれました。
ここで荻野小学校のみなさんから、利用者さんへ素敵なプレゼントが!園内見学のお礼にと、日々練習をされたリコーダー演奏を披露してくれました。指揮に合わせて演奏されるみなさんはとても上手で、利用者さんも大変喜ばれていました。利用者さんからもお礼として厚木精華園オリジナルクリアファイルをプレゼントさせていただきました。

作業活動室で見学

作業活動室で見学

利用者さんの作業の様子です。

利用者さんの作業の様子です。

リコーダー演奏の様子

素晴らしい演奏ありがとうございます!


福祉車両、車椅子体験も行い、みなさん大変興味を持って説明を聞いていただきました。質問もたくさんあり、みなさんに興味を持っていただけたことを大変嬉しく感じました。障害者の方の暮らしや支援内容など、実際に見て体験していただけたことで、みなさんの世界観がさらに広がるお手伝いに繋がっていくことができればと思っています。交流会に参加していただいた荻野小学校3年生のみなさん、ありがとうございました。

かながわ共同会では、これまで培って来た社会福祉サービス提供のノウハウや、地域とのネットワークを活かした地域貢献事業に積極的に取り組んでいます。これからもさまざまな形で地域のみなさまに開かれた施設として、また障害者理解の促進と差別のない社会づくりに貢献していきたいと考えております。