2024年6月27日
イベントレポート
「厚木精華園 30周年記念行事」を開催しました
梅雨の合間の6月27日、「厚木精華園 30周年記念行事」が開催されました。
毎年の恒例イベントとは異なり、今回は周年を記念する特別な催しです。
会場は厚木精華園の体育館。
この日をお祝いするために、園の皆で壁やステージを30周年仕様の特別な飾りでデコレーションしました。
イベントは開会式とパフォーマンスの構成になっており、前半は厳かに、後半は皆さん大いにはじけて楽しみました。
それでは当日の様子をたっぷりお伝えします!
開会式
利用者さんが揃ったら、いよいよ開会式です。最初は我らが園長のご登場。お楽しみを後に控えている利用者さんを思ってか、端的かつ愛情深い言葉でお話をされていました。
次は山根後援会長からの祝辞です。利用者さん一人ひとりにしっかりとお顔を向けながら、ご自身の思い出を交えつつ、あたたかいお祝いの言葉をかけてくださいました。
最後は、代表に選ばれた利用者さんがステージ前に進み、高らかに開会の宣誓をしてくれました。
チンドン!あづまやさんのご登場
開会式が終わったら、皆さんお待ちかねのパフォーマンスの時間です! 今回はチンドン!あづまやの皆さんに出演をお願いしました。
チンドン!あづまやさんは、リーダーのあだち親方、みっちゃん、ふうちくん、めいさんの4人編成。それぞれ和風の衣装に身をつつみ、チンドン太鼓にクラリネット、ゴロスと呼ばれる大太鼓やサックスなどの楽器を持ってスタンバイOKです。
まずはあだち親方の威勢のよい口上を皮切りに、朝ドラで話題となった「東京ブギウギ」の陽気なリズムに合わせて体育館をぐるっと一周。ステージに上がったらすかさず「マツケンサンバII」で私たち観客の心をグッと掴みます。30周年のお祝いとともにチンドン!あづまやさんのメンバー紹介、テーマソングを演奏した後は、利用者さんのリクエストを中心に演目が続きました。
中でも「きよしのズンドコ節」では、合いの手で「き・よ・し!」の代わりに曲をリクエストした利用者さんの名前をコールしてくれるサービスが。実際に名前を呼ばれた利用者さんは、嬉しそうだったり照れくさそうにしていたりと、可愛らしいリアクションを見せてくれました。演目は当日まで秘密だったため、職員も利用者さんのリクエストが叶うと自分のことのように嬉しく、手作りうちわでの応援にもつい熱が入ってしまいました。
二部構成のパフォーマンスで大盛りあがり!
美空ひばりや北島三郎のメドレー、三波春夫などの往年の名曲を披露したら、少し休憩をはさんで第二部の開幕です。後半戦の1曲目「暴れん坊将軍のテーマ」では、白馬ならぬ獅子舞が体育館を走る、走る! 休憩で一旦落ち着いた熱気があっという間に戻っていきました。
続いて嵐の「ハピネス」や「富士山」「ドナドナ」などの唱歌、「およげ!たいやきくん」など、利用者さんの個性があふれる多種多様なリクエストが続きます。 チンドン!あづまやの皆さんは、演目ごとにステージやフロアを目一杯に使いながら緩急をつけて動き回り、利用者さんの輪に入ってどんどん盛り上げていってくれました。
おかげでラスト3曲の「高校三年生」「東京音頭」「炭坑節」が流れるころには、歌ったり踊ったり、自ら和太鼓のバチを持って演奏に飛び入り参加する利用者さんも。
1時間半の楽しいパフォーマンスは、こうして瞬く間に過ぎていきました。
閉会式、お見送り
パフォーマンスが終わったら、興奮冷めやらぬまま閉会式です。
園の皆からの感謝の気持ちを代弁して、数名の利用者さんがチンドン!あづまやの皆さんにお礼の花束を贈呈しました。チンドン!あづまやの皆さんは、利用者さんに目線を合わせてしっかりと受け取ってくださいました。
そして、閉会の挨拶をもち「厚木精華園 30周年記念行事」は無事に幕を閉じました。
しかし、チンドン!あづまやさんのホスピタリティはまだまだ続きます! 「好きになった人」「また逢う日まで」の演奏とともに、体育館を出て各課に戻る利用者さんを最後の一人まで見送っていただきました。
途中、感謝の気持ちがあふれたのか、花束だけでなく飾りの紙の花をメンバーに贈呈したり、あだち親方にサインを求める利用者さんの微笑ましい姿が。お陰であたたかい気持ちのまま会を終えることができました。
十人十色に楽しむ利用者さんを見ていると、厚木精華園は利用者さんとともに育ってきたのだなと改めて実感します。
このような催しが開催できたのも、日頃から厚木精華園を応援してくださる皆さまのお陰です。この場を借りて心よりお礼申し上げます。ありがとうございました!